2014年10月24日
ご訪問ありがとうございます!
ナチュラルな外構・庭を、オーダーメイドでデザイン&現場で手づくり。
自然素材と植物が大好き!埼玉県のガーデンハーモニー 箕輪WAWAWA直明です。
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『お客さんの外構・庭で使う植物に、魅力を発揮してもらうために』 からの続き。
広葉樹の森をブラブラ〜です。
少し、環境問題のお勉強を!
この周辺を歩いてると、
あっちからも、こっちからも・・・
水が流れる清々しい音が聞こえてきます。
大きな流ればかりでなく、
岩と岩の間からチョロチョロ〜と湧き出る水も、
至る所で見ます。
何年前?何十年前?何百年前?何千年前?・・・
単位はともかく、ず〜っと前に降った雨が、
腐葉土が堆積した森の土壌を通過し、地下深くの岩と岩の間を通過して・・・
そんなふうに、長い年数をかけて濾過されるので、
森の湧水は、あんなにキレイなのです。
雨が地中にしみ込むためには、地表面では高い透水性が必要です。
そして、地中(森の土壌)は高い保水性があるので、
地下水は、少しずつ・少しずつ・少しずつ・・地中を通過していきます。
その恩恵は、美味しい水だけではありません。
降った雨が、長い間ずっと地中に蓄えられているお陰で、
人が住む下流域で、洪水が起きにくくなる。
湿度が安定して、気候が穏やかになって、突然の豪雨を抑制してくれる。
・・恩恵はいろいろです。
今さら言うまでもないことですけど、
私たち人間は、その全く反対をやっているんです。
特に私たち建設業の人間は、まさにその実行犯なのです。
現場での基本的な考えとして、
「透水は悪」ですし、「保水している状態は悪」でしょ。
だからコンクリートを使い、アスファルトを使い、化学樹脂を使うわけです。
降った雨は透水せずに、コンクリートやアスファルトの舗装面を全力疾走。
やっと駆け込んだU字溝は、他から流れてきた水でもう満杯。
あふれた水は道路に溢れ、道路がインスタント水路のような状態。
その激流が一気に流れ込んだ都市の河川は、瞬く間に洪水。
これが、都市で降った雨の「その後」です。
森のような「何年」といった単位ではなく、都市では「何分」という単位です。
自分だって、それによる便利な生活の恩恵をうけている身ですから、
一方的な批判をするような、非現実的なことは言いません。
ただ、
・それ、本当に必要あるの?
・そこまでやる必要あるの?
・こっちに代えてみたら?
そういう、今まで「当たり前」だった素材や工法に疑問を持ち、
バランスを保つ支点を、少し自然志向にずらす時期なのでは〜と思いませんか。
例えば、コレ。
管理できずに結局、数年後に全部をコンクリート舗装・・
では本末転倒なので、「舗装」という選択をする。
でも、この舗装なら、
地表面での透水性も、地中での保水性も期待できます。
雨が降った次の日、
濃く見えるのが、まだ水を含んでいる部分で、
白っぽく見えるのが、もう乾燥した部分です。
この辺なんて、湧水が滝になって、
岩肌の至る所から、ザ〜ザ〜流れています。
気持ちイイ〜です。
立派なオシダが、
安定した湿度による穏やかな環境を物語っていますね。
続く(・・予定)
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐この記事ここまで。ありがとうございました。‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
大震災を経て、私が決意したこと、
それは、「働く」ことの意味。
助けたい人がいる時に、助けることができる力をつけること。
今日も明日も明後日も、あなたと、あなたの大切な人が、
穏やかな時間を過ごせますように。
ありがとうございます。
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少し、環境問題のお勉強を!
この周辺を歩いてると、
あっちからも、こっちからも・・・
水が流れる清々しい音が聞こえてきます。
大きな流ればかりでなく、
岩と岩の間からチョロチョロ〜と湧き出る水も、
至る所で見ます。
何年前?何十年前?何百年前?何千年前?・・・
単位はともかく、ず〜っと前に降った雨が、
腐葉土が堆積した森の土壌を通過し、地下深くの岩と岩の間を通過して・・・
そんなふうに、長い年数をかけて濾過されるので、
森の湧水は、あんなにキレイなのです。
雨が地中にしみ込むためには、地表面では高い透水性が必要です。
そして、地中(森の土壌)は高い保水性があるので、
地下水は、少しずつ・少しずつ・少しずつ・・地中を通過していきます。
その恩恵は、美味しい水だけではありません。
降った雨が、長い間ずっと地中に蓄えられているお陰で、
人が住む下流域で、洪水が起きにくくなる。
湿度が安定して、気候が穏やかになって、突然の豪雨を抑制してくれる。
・・恩恵はいろいろです。
今さら言うまでもないことですけど、
私たち人間は、その全く反対をやっているんです。
特に私たち建設業の人間は、まさにその実行犯なのです。
現場での基本的な考えとして、
「透水は悪」ですし、「保水している状態は悪」でしょ。
だからコンクリートを使い、アスファルトを使い、化学樹脂を使うわけです。
降った雨は透水せずに、コンクリートやアスファルトの舗装面を全力疾走。
やっと駆け込んだU字溝は、他から流れてきた水でもう満杯。
あふれた水は道路に溢れ、道路がインスタント水路のような状態。
その激流が一気に流れ込んだ都市の河川は、瞬く間に洪水。
これが、都市で降った雨の「その後」です。
森のような「何年」といった単位ではなく、都市では「何分」という単位です。
自分だって、それによる便利な生活の恩恵をうけている身ですから、
一方的な批判をするような、非現実的なことは言いません。
ただ、
・それ、本当に必要あるの?
・そこまでやる必要あるの?
・こっちに代えてみたら?
そういう、今まで「当たり前」だった素材や工法に疑問を持ち、
バランスを保つ支点を、少し自然志向にずらす時期なのでは〜と思いませんか。
例えば、コレ。
管理できずに結局、数年後に全部をコンクリート舗装・・
では本末転倒なので、「舗装」という選択をする。
でも、この舗装なら、
地表面での透水性も、地中での保水性も期待できます。
雨が降った次の日、
濃く見えるのが、まだ水を含んでいる部分で、
白っぽく見えるのが、もう乾燥した部分です。
この辺なんて、湧水が滝になって、
岩肌の至る所から、ザ〜ザ〜流れています。
気持ちイイ〜です。
立派なオシダが、
安定した湿度による穏やかな環境を物語っていますね。
続く(・・予定)
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐この記事ここまで。ありがとうございました。‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
大震災を経て、私が決意したこと、
それは、「働く」ことの意味。
助けたい人がいる時に、助けることができる力をつけること。
今日も明日も明後日も、あなたと、あなたの大切な人が、
穏やかな時間を過ごせますように。
ありがとうございます。