2016年04月14日

ナチュラルな外構と庭のデザイン・施工 ガーデンハーモニー(埼玉県)
植物と自然素材が大好き! 箕輪WAWAWA直明です。
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ロビンの散歩中
この時期になると、いつも目にする光景。

KIMG0987市役所の周り
日の当たる芝の上に
細く立ち上がる花茎。


見えますか?


細〜く華奢な花茎を立ち上げ、
その先には、淡い紫色をした繊細な花。
葉も、松葉のようなこれまた細い葉。

KIMG0994
花の形からして
ゴマノハグサ科の植物。






そこまでは分かるのですが、
その先の知識が不足。

ということで、調べてみると・・・


「マツバウンラン」
という名前の植物だそうです。

予想通り、外来種です。


初めの写真を見るとよく分かりますが、
生え方(茂り方)が、いかにも
「こぼれ種」で殖えましたよ〜な感じ。

でも、
春、暖かくなってくると一斉に花を咲かせ、
数週間もすると、ほとんど見えなくなります。

すっかり存在を忘れちゃう。
毎年そうです。

そんな育ち方から、
固有の生態系に大きなダメージを与える植物とは
思えないのですが、注意は必要みたいです。


環境省の2014年のデータベース
侵略的外来種リスト植物の候補種リスト

回りくどい表題ですが、これによると
「限定対策種」という分類になっていました。


抜き出してみると
---------------------------------------------------
比較的普通にみられ、都市域等では対策の必要性は
低いものの、生物多様性の保全上重要な地域などで
被害を及ぼす場合には対策を行うことが望ましい外来種
---------------------------------------------------

つまり、

その辺で普通に見られる外来種で、
そんなに心配しなくてもOKですよ。

でも、

希少な固有種の生息域とか、
生態系の多様性を維持するうえで重要な場所
分かりやすく言えば、尾瀬とか〇〇生息保護地区とか・・

そういう場所で見かけるようだと、
対策が必要になりますよ。

ということです。


となると・・・

KIMG1010この季節

市役所周りの芝生で







KIMG0980この
春の日を浴びて
眠気でうとうと〜

なロビンと散歩して






そのまま、山とかに遊びに行ってはいけない!
ということですね。

気をつけましょう。
本当に。


最後に簡単に解説。
「なぜ生態系の多様性が必要なのですか?」

生物の種類が減ると、
「食う食われる」による数の変動が大きくなります。

トランプでババ抜きをやると、
人数が多い時は、なかなか進まないのに、
人数が減ってくると、急に形勢が変わりますよね!

アレです。


いろんな菌があると、
良い菌と悪い菌、全く関与していないような菌、
いろんな菌が影響し合って、うまくバランスを保ちます。

だから、ちょっとした病気にはなるけど
劇症にはならない。


それが、除菌・除菌・・やっていると、
わずかな数の悪い菌が入ってきただけでも、

数時間後には
そこら中、悪い菌だらけ〜で劇症化。


そういう仕組みです。


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大震災を経て、私が決意したこと
それは、「働く」ことの意味。
助けたい人がいる時に、助けることができる
そんな力をつけること。

今日も、明日も、明後日も、
あなたと、あなたの大切な人が
穏やかな時間を過ごせますように。

ありがとうございます。



WAWAWA@ガーデンハーモニーflowerdays at 17:24│コメント(0)トラックバック(0)庭・外構のプロとして │

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