2019年10月19日
次の日に、宮城出張を予定していたのですが、
「途中で休憩するようなもの・・・」と
急遽思い立ち、1日早く出発して立ち寄って参加しました。
ボランティア参加を迷っている方のために、
後半には、具体的な作業や準備についても
書きましたので、ご参考になさって下さい。
先日の台風19号が襲来した際、
阿武隈川が氾濫して被害をうけた地域です。
今回受け持ったお宅の周りはどの家も、
1階の天井に、水に漂っていたであろう草など
付着していましたので、1階が完全に浸水したということです。
ざっと、道路GLから3mの深さの水です。
1階にあった家具や電化製品など、全てアウトだそうです。
ボランティア参加を迷っている方のために、
手順や当日の様子を、具体的に書いていきますね。
<1,ボランティア募集情報の確認>
このサイトが、と〜っても役に立ちます!
私の場合は、次の日の出張の都合で遠い場所
でしたが、今回の台風は被害が広範囲です
ので、お近くの市町村でも募集しているはずです。
【注意】
事前に連絡したほうがベターな市町村もある
ようですので、各市町村の社会福祉協議会の
ホームページをご覧になって下さい。
上記サイトからもリンクが貼られています。
<2,準備>
長靴、軍手、長袖・長ズボン、スコップ等の道具、お昼ご飯、飲み物など・・・
行き先の市町村の社会福祉協議会のホームページで確認を!
その際、ボランティア保険にも加入しましょう。
当日の集合場所は慌しいので、出発前がベター。
ここからネットで申し込みできます。
遠い市町村で活動する方は、
ここから書式をダウンロードして、ご準備を!
往復の高速道路が無料になります。
【注意】
とにかく「汚れても大丈夫」な服装です。
レインコートのようなシャリシャリ系がオススメ。
または
「終わったら捨ててもOK」くらいな服装で
着替え準備・・・というのもありですね。
受け入れする市町村の担当者さんは、
もうテンテコマイの忙しさですので、
観光気分の軽装で「向こうで何とかなるだろう」は厳禁です。
でも、ここがポイントなのですが
あまり構え過ぎて、固くならなくても大丈夫!
ボランティアの募集は「誰でもできる作業」が前提。
市町村によっては、
「安全靴、または保護芯付きの長靴」といった記載もありますが、そこまでは必要ないと、個人的には思っています。(そんな靴を持っている人、なかなかいませんからね)。
最低限の服装・準備は絶対ですが、この記事をご覧になって、「こんなの持っていけば、役に立つかも・・・」みたいな道具をお持ち下さい。
大切なのは「自分で考える」想像力です。
【最も大切な準備】
早く寝て、体調管理を万全に!
<3,集合場所で受付>
待つことになっても、早めの集合がベター。
受付で名前を書いたり、道具に名札を貼ったり
説明を受けたり・・・
須賀川の場合は、説明の後にグループ分けをして
リーダーを決めたりしました。
(ハイ、もちろんリーダーに指名されました)
【ポイント】
グループ分け後すぐに、ぜひ大きな声で
同じグループのメンバーに挨拶を!
ここで、「いつもの自分」を捨てて下さい。
もちろん、ここも社会の縮図ですから
同グループに、くせ者がいる可能性もあります。
でも不思議なもので、同じ純粋な目的を持った仲間ですので、活動が始まってしまえば、何とかなります!
引きずることはないはずです。
そのためにも、「いつもの自分」をここで捨てて下さい。
ちなみに、今回の私のグループは以下5人でした。
・会社(パート?)をお休みして参加した女性(隣の市より)2人組
・1年前にお仕事を引退された地元の女性1人
・地元の男子高校生1人
・私
不思議なもので
同じ市町村内でも、現地着くまでは「何もなかった」かのような日常風景です。
<4,活動する現場に移動>
須賀川の場合は、役所の方の運転で移動しました。
【注意】
被災された方は、心身ともに疲れています。
その事情をくみ取って行動して下さい。
でも、ここもポイントなのですが
暗くなる必要はありません。
明るく!元気よく!が大事です。
<5,実際の活動>
移動してきて10時頃。
どこの市町村でも、そこから14時か15時頃までが活動時間です。
今回は水災害ですので、以下が多いはず。
男性
泥さらい
畳など大きな物の搬出
大きなゴミの分別など力仕事。
女性
小さなゴミの分別
捨てない物の洗浄
大切な写真の洗浄
ボランティア募集期間の後半になれば
また活動内容が変化してくると思いますが、
難しく考える必要はありません。
役所の担当者さんからの指示、依頼者の頼みをやるのみです。
難しい作業はありませんので、不安になる必要はありません。
【注意】
張り切り過ぎて、ボランティアさんがダウン。
これが最も避けなくてはならないこと。
そのためにも、無理せずペースはほどほどに。
でも、もし体調が悪くなった時は、
遠慮せずに、早め早めにリーダーや同じグループのメンバーに伝えて下さい。
とにかく遠慮はいけません!
体力は人それぞれですので、周りは気にせず。
大丈夫です!「あの人、働いてない」とか言われませんので。
おそらく、どこの市町村でも
「45分作業して、10分くらい休んで・・・」と言われるはずです。
<5,活動終了>
はい、あっという間です。
ホント、あっという間・・・
依頼者にご挨拶して、朝の受付場所に戻ります。
【注意】
最後に記念撮影・・・
といきたいところですが、なかなかそういう雰囲気でもありません。
これは実際に経験すると分かります。
被災地の状況を広く伝えたく写真を撮りたい場合は、依頼者さんに一言確認して下さい。
もちろん、SNSに載せる場合など個人情報が分かるものは消して下さい。
ここでいう「個人情報」は、依頼者やそのご近所の被災者の皆さんのことです。
文章にすると長いですが、ホントあっという間です。
正直なところ、書くまでもないくらい「あっという間」です。
この記事を読んで、迷っている方が
「なんだ、そんな難しくないんだ」と
思って下さり、1日でもボランティア参加してもらえば、これを書いた価値があります。
実際に行動することで、また見方も変わります。
一度は経験することをお勧めします。
新しい記事は、下記ブログで書いています。
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〜この記事ここまで。Thank You!〜
大震災を経て、私が決意したこと
それは、「働く」ことの意味。
助けたい人がいる時に、助けることができる
そんな力をつけること。
今日も、明日も、明後日も、
あなたと、あなたの大切な人が
穏やかな時間を過ごせますように。
ありがとうございます。